スポーツバイクには、
普通の自転車と違う部分がたくさんあります。
サドルの高さやハンドルの握る位置、変速の仕方など…。
ここでは、スポーツバイクが初めてでも
安全に乗れるよう、操作の仕方から
道路上での走り方まで、
いくつかのポイントをまとめました。
オリンピアン
監修!
飯島 誠
2006年からチームブリヂストンアンカーに所属。
2000、04、08年とトラックレースで
三度オリンピックに出場した。現在は自転車の楽しさを
伝えるべく、全国各地で講演会を実施している。
サドルの高さを合わせよう
スポーツタイプでは、サドルの高さが
とても重要です。なぜなら、
走行中の快適性に大きく影響するから。
サドル位置の変更にはアーレンキーが必要です。
慣れるまでは、サドルにまたがったときに
つま先が少しつくくらいの高さから
始めるといいでしょう。
ドロップ
ハンドルの持ち方を知ろう
ロードバイクには、ドロップハンドルがついています。
スピードに乗せて走ったり、サドルから腰を浮かせて
力を入れて走る時は、ハンドルの
下側(ドロップ部)を持ちます。その方が
低姿勢となり空気抵抗も少なく、力が入るからです。
一方、休憩しながら走ったり、きつい坂を登るときは
ハンドル上部を握ると呼吸が楽になります。
変速の仕方を知ろう
スポーツバイクには「フロント」「リア」の
2種類のギアがあることが多いですが、その中でも
特にドロップハンドルの変速の仕方は特殊です。
10段前後の細かい変速は「リア」に
あるギアで行います。この場合、変速のための
レバーは右手側にあります。基本的にはハンドル横の
「ブレーキレバー」を丸ごと内側に押し込むと、
軽いギアに。シフトレバーのみを押し込むと、
重くなります。※コンポーネントによって操作は異なります。
ロードバイクのタイヤは細い
一般的な軽快車とは違って、ロードバイクの
タイヤは細いです。特に段差の乗り上げなどは
軽快車と感覚が異なり、パンクの原因となるので、
注意しましょう。また雨天時には、
マンホールなどで滑りやすくなることも
頭に入れておきましょう。
交通ルールを守ろう
自転車も公道を走る「車両」です。
原則車道の左を走る、二段階右折をする、
スマホを見たり、音楽を聴きながらの
運転は絶対にしない、並走をしない、
など、交通ルールは必ず遵守しましょう。