エンジニアの情熱
単純な構造であるのに奥深い、
知識と技術の集合体「自転車」
“歩くこと”よりも何倍もエネルギー効率が高いと言われる「自転車」。
力学的な観点から見ても、人類の英知が集結した最大の発明と言っても過言ではないだろう。エンジニアに憧れ技術を追求したことがある人であれば、そのメカニズムと機能美に魅了されるはず。
しかし、実際の開発にあたってはシンプルな構造の中に、剛性・軽量性・安全性・機能性・デザイン性など、すべての特性を最高水準で組み込まなければならない。単純がゆえの複雑さ。何ともエンジニア泣かせの製品である。
そんな無理難題とも言える自転車の開発は、前人未踏の頂を目指す登山に似ている。
険しい山道を試行錯誤しながら一心不乱に登っていく。
ゆえに、山頂で見る景色は、絶景以外のなにものでもない。
スポーツバイク開発における技術力の結集『アンカー』、世界に先駆けた電動アシストユニット『DUAL DRIVE』など、すでに山頂に辿り着いたプロジェクトも多数存在している。
それでも、また別の山頂で誰も見たことがない景色を目にしたいという強い欲求が生まれ、登頂を目指してさらなる技術を研鑽していく。
当社のエンジニアは、そんな技術のアルピニスト集団であり続けたい。