03ヘルメットをかぶろう!

警告

自転車に乗車するときには安全のため、
必ずヘルメットを着用してください。(同乗者も含む)

改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されました。自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。

念願のスポーツバイクを手に入れても、カギやライトなどいくつか必要になる物があります。その内のひとつがヘルメット。事故に遭わないことが最善ですが、ヘルメットはサイクリストにとって必須アイテムです。ぜひ自転車と同時に購入することをおススメします。

<なぜヘルメットが必要なのか>自転車に乗っている時にヘルメットをかぶっていたか、かぶっていなかったか。

その違いは、事故時の致死率に大きく関係してきます。具体的には、ヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用時に比べてなんと約2.4倍だそうです。

出典:警視庁ウェブサイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html

入念に調べて手に入れたロードバイクやクロスバイク、いざ乗ろうと思ったら「ヘルメットが無い!」ということにならないよう走り出すまでにぜひ準備を。また、ヘルメットは、正しいサイズを選び、正しくかぶることがとても重要です。

<ヘルメットの選び方>サイズが大きすぎると転倒時のはずみでヘルメットが脱げてしまったり、逆にサイズが小さいと、頭部の圧迫から痛みなどを引き起こしてしまったりします。なのでヘルメットは必ず正しいサイズのものを選ぶ必要があります。

サイズを選ぶには、まず額と後頭部の一番高い位置、そして耳のすぐ上を通るようにメジャーで測ります。そのサイズをもとに、自分に合ったヘルメットを選びます。そして、必ずフィッティングをしましょう。なぜなら、ヘルメットのサイズはあくまでも目安であり、頭部の形状は個人差が大きいからです。実際にかぶってみて、左右に大きくぐらついたりしないか?こめかみが締めつけられる感じがないか?など確認し適正なサイズを選びましょう。

<ヘルメットのかぶり方>次にヘルメットのかぶり方。ヘルメットは正しくかぶることで、本来の性能を発揮します。ポイントは位置・角度・調整。まずは、眉毛の上まで深くヘルメットをかぶります。ヘルメットは左右片側に傾かないよう水平に。サイズ調整アジャスターが付いている場合には頭に合わせて調整してください。あごとあご紐の間に人差し指一本程度入るように長さを調整して完了です。

<ヘルメットの種類>ヘルメットの重要性や正しい着用方法がわかったところで、どんな種類のヘルメットがあるのか紹介しましょう。

■ロードバイク向け
一般的にロードバイク用のヘルメットは、軽量でスピードを出すために空気抵抗を減らす流線型のデザインをしているものが多く価格も高めの傾向があります。ちなみに、日本でレースに参加したい場合には、JCF認定(日本自転車競技連盟が規定する安全基準)をクリアしたヘルメットが必要になる場合もあるので、用途をよく確認する必要があります。

Zenard:メーカー希望小売価格:¥31,900(税抜¥29,000)

■街乗り向け
ロードバイク用のヘルメットは本気すぎてかぶるのにハードルが高いという人には、街乗り向けのヘルメットがおすすめ。最近では、新しい生活様式の中で自転車通勤を推進する企業があったり、団体の認定制度が創設されたりと通勤時の自転車利用が注目されることからファッション性の高いヘルメットも発売されています。コーディネートの一環として気に入ったデザインから選ぶのもいいかもしれません。また、一般財団法人製品安全協会が定めた基準に適合している製品には、SGマークがついていますのでこちらも選ぶポイントにしてみてください。企業によっては、自転車通勤時のヘルメット着用を義務付けていることもあるのでこの辺りも事前に確認しておきましょう。

スーツやジャケットとコーディネートできるデザインの “KURMS(クルムス)”
メーカー希望小売価格:¥7,865(税抜¥7,150)
サイズ: Mサイズ(54~58cm)/CH-BSM、Lサイズ(58~61cm)/CH-BSL
カラー: ブラック、ブラウン、ネイビー
SG基準適合製品

たくさんのヘルメットが発売されていますから、きっと自分にぴったりのものが見つかるはずです。さあ、ヘルメットをかぶって、安全な自転車ライフを楽しみましょう!

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