BRIDGESTONE ANCHOR 2025P-AN1
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07PROFORMATによって導き出された理想の形状を、特殊な型を用いて瞬時に(一般的な金属型の10倍のスピードで)、かつ高精度に生み出す場所が、研究施設カーボンラボだ。ここにはカーボンのスペシャリストが在籍し、後述するシミュレーションで得たフィードバックを、瞬時に新たなプロトタイプに反映させている。こうしたレスポンスの速さがさらなる試作とブラッシュアップを可能にし、高性能なバイク、そしてパーツ作りにも直結している。まさに、「日本のものづくり」が生きている現場だと言えるだろう。カーボンラボでの研究開発は、すでに日本代表チームの選手が選んで使用する機材にも反映されている。PROFORMATにおける過程は大きく3つ、シミュレーション・試作・計測に分けられる。まず、最適なバイクの形を探るために重要となるのがシミュレーション。「人と自転車を前に進める」ため、空力や剛性など様々な要素を考慮しながら緻密な解析を行い、コンピュータ上に理想のフレームの形を再現していく。これを上記の通りのカーボンラボで、スピーディーにプロトタイプの形に(=試作)。最後これらを風洞実験、あるいはプロのインプレなどに用いることで現物からも数値を取得し、実用面でも問題ないかを具に確認していく(=計測)。PROFORMATではこの過程を素早く繰り返すことで、たゆまぬ性能の向上追求を可能にしているのだ。タイヤ開発における解析研究を担うブリヂストンの基盤技術部門とブリヂストンサイクルが共に作り上げた解析システムがPROFORMAT(プロフォーマット)だ。これは精緻な解析とシミュレーション技術を誇る『推進力最大化解析技術』のことを指しており、その目指すところは解析技術によって「人と自転車を前に進める技術を研究、開発する」、ということになる。自転車の推進力の最大化を目指すため、言い換えればペダルを踏んだ力を無駄なく前へ進む力に変えるために、PROFORMATは、走りの無駄を一つ一つそぎ落としていく。解析するのは、素材、空力、強度、剛性、質量など、走りに関係するさまざまな要素だ。これらを計測し、シミュレーションし、そして解析して、より速く、より快適なバイクが生み出される。このブリヂストンの基盤技術部門の精密な解析技術と、アンカーの自転車開発技術とが組み合わさったことで、使用する状況や目的を明確にしたフレーム作りが可能となった。例えばバンクを走ることを前提にするトラックバイク、あらゆる環境に対応する必要のあるロードレースでの勝利を目指した RP9や、快適に長く走り続けるためのRE8及びRLシリーズ、これらはPROFORMATの技術によって作り上げられたものだ。「人と自転車を前に進める技術の研究開発」PROFORMATカーボンラボ ーPROFORMATが導く形状を素早くカタチにシミュレーション・試作・計測 ーPROFORMATの開発プロセス

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