ROAD

レースバイクの技術の粋を、すべてのホビーライダーへ

これまでポジションの自由度やタイヤのクリアランスに主眼が置かれていたコンフォート/エンデュランスカテゴリーに、RPシリーズで得たエアロダイナミクスの知見をPROFORMATとともに落とし込んだのが、新しいRE8だ。ケーブル内装やRP譲りのカムテール採用により、レースモデルに匹敵する空力性能を獲得。従来のRL8Dに対し、バイクの空気抵抗を15%減少させることに成功した。これは時速30km走行時に3.9Wの節約に相当する。ホビーライドを想定し剛性を下げつつも、走行フィーリングを司る剛性バランスはRPシリーズを踏襲。左右非対称のチェーンステーやシートポスト上端のしなり変形量をRP8対比で330%にすることで、快適でありながらバイクが進むバランスを獲得した。タイヤクリアランスもEXTENZA R2X 32C 装着時に直径方向14mm、幅方向9mmのゆとりを確保。それでいて重量に妥協せず、フレームセット1480g(450mmサイズ)を実現。パーツの選定次第では7kg切りも可能だ。REシリーズの「E」は走れる場所が拡がっていくという想いを込めた「EXTEND」のEだ。新たにRE8に施されるRIDGE PATTERNのカラーリングは、山の稜線がモチーフ。RE8なら、遠くに見える稜線も走れるフィールドになる。あの山の向ころに広がる景色を思い描きながらどこまでも、いつまでも、RE8と共にライドを楽しんでほしい。

車体の写真

ケーブル内装&カムテールによる空力向上

滑らかな曲線と曲面を多用した全体デザインはトップチューブとダウンチューブに顕著。前三角部の横剛性は高いまま、縦方向にはしなやかな設計だ。

非対称チェーンステーの写真

剛性・快適性のカギとなる非対称チェーンステー

バイクの推進力と快適性に重要な役割を担うチェーンステーを非対称に設計し、剛性バランスとタイヤクリアランスを両立。32Cタイヤを履いても十分なクリアランスを提供する。